2023年3月13日
金融業界出身のHです。
2022年東京都の(転入者が転出者を上回る)転入超過が38,023人となり3年ぶりに超過幅は拡大しました。
又東京都に加え、神奈川県、埼玉県、千葉県など所謂「東京圏」も全体で90,000人超の転入超過になり、首都圏への人口集中が加速する形になっています。
一方転出超過は22道府県に及び、全体として人口の減少を色濃く反映する形となりました。
コロナ渦の影響もあり、一時的に首都圏への人口集中は抑えられていましたが、収束しつつある昨今、更に加速しているとみられます。
首都圏への集中は御存知の通り、災害リスク・地価及び物価の高騰などの弊害が多く、政府も地方移住促進の旗を振っている様に見えますが中々進みません。
やはり個人の考え方や意向を変えてゆくことは難しいのでしょう。
極論ですが、人口減少の趨勢の中で都市部に人口が集中することは、問題ばかりという訳でもないかもしれません。
社会資本や経済圏が集中することで、より効率的・合理的な社会が今後形成される可能性もあります。
それが素晴らしいことかは別としてやむを得ないことの様にも思われるのです。