2023年4月21日
高齢者事業スタッフのSです。
ご相談者の方はご自宅や投資用のアパートをお持ちの方でした。
私がお会いした時は記憶力が若干乏しい程度でしたが、お会いするたびに認知症の症状が徐々に進行しているようでした。
ご自宅を拝見したときにきちんと整理された資料を見せて頂いたことがあります。
細かく、綺麗に整理されたアパート経営の資料です。
入居者のことや修繕履歴などが10年以上前から丁寧にファイリングされていました。
ところが、数か月前からの資料が無く、乱雑に引き出しに押し込んでありました。
恐らくこの頃から認知症の症状が出始めていたのかと思われます。
直近の記憶は曖昧でも、古い記憶は逆にしっかりしていて、昔の話をするだけなら何ら問題のない方でした。
しかしながらご自宅の中も乱雑になり、片付けやゴミ出しがままならない状態になっていました。
資産もある方だったので身元保証をサポートさせて頂き、財産管理の出来る施設に引っ越すことになりました。
当初はご本人も不安があり、施設になじめるか心配されていましたが、今ではすっかり新しい生活にも慣れ、楽しく毎日を過ごされていらっしゃいます。
高齢になると、ほんの数か月前まで出来ていたことが突然できなくなることがあります。
ご相談いただくタイミングが遅くなり、認知症の進行が進むと、様々な手続きに支障が起きます。
今回は早い段階でご縁が出来て良かったです。
今後も身元保証を通して、しっかりサポートしてまいりたいと思います。