2023年5月25日
高齢者事業スタッフのNです。
自宅や高齢者施設で体調が急変し、救急搬送される高齢者が増えています。
いざという時の備えとして、搬送先や処置の選択肢をご家族や周りのサポートしてくれている方たちに伝えておく必要があります。
厚生労働省によると、命の危険が迫った状態では約7割が医療やケアを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることが難しくなります。
家族などを通してご本人の意思が確認できない場合、治療は延命が最優先となります。
胃に直接栄養を送る胃ろうを付ける場合や、寝たきり状態になることも少なくありません。
ご本人やご家族が望む選択肢を事前に共有し、救急隊員に何を伝えるかで搬送先や治療の選択肢が変わります。
自分らしい人生の最期を過ごすためにはどのような医療を望むのか、普段より介護者やケアマネジャーなどと話し合い、想いを形に残しておかれることが提唱されています。
当社もご本人の意思を尊重し、最期の想いを叶えるために遺言公正証書の作成をサポートしております。
その他にも身元保証や死後事務対応など、ご本人の想いを形に残すには様々な方法があります。まずはお気軽にご相談いただければと思います。
参考文献)高齢の救急搬送に備えを,2023-04-04,日本経済新聞デジタル,
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69835840T00C23A4TCC000/(参照2023-04-04)