2023年6月6日
高齢者事業スタッフのKです。
住宅金融支援機構の60歳以上向け住宅ローン「リ・バース60」の利用実績が伸び続けています。
2017年度まで申し込みは200件未満でしたが2018年度には511件と大幅に増加、2020年度には1,000件を超え、その後も拡大し2022年度は2月末時点で1,617件、取り扱い金融機関は84件に上ります。
申込者の平均年齢は70歳とのことです。人生100年時代の到来によって、長い老後の生活を豊かにする為に、住み続けた自宅を担保に融資を受け、老朽化した住まいのリフォーム等の住宅関連費用へ充当するのですが、毎月の支払い額は金利のみで元金は減らない為、ご契約者様の死亡時一括返済時まで返済は生涯続きます。
当社では高齢者様のお住み替えを数多くお手伝いさせて頂いております。
一概に言えないものの、ご高齢者おひとり様の場合、80歳を超えてくると自立での生活が難しくなり始め、高齢者施設への住み替え費用や月額の利用料等にご自宅の売却資金を充当するケースが増えて参ります。
生涯の資金計画にも大きな変化が生じる可能性が高くなるため、60歳以降でのお借入れについては極力避けた上で、どうしてもお借り入れが必要な場合は最小限に抑えて頂きたく思います。