2023年7月12日
高齢者事業スタッフのYです。
私たちが身元保証をさせていただいている90代の男性。
その方には息子さんがいらっしゃいますが、施設入居にあたり、身元保証の支援をしております。
なぜなら、息子さんはご病気で入院されており、お父様の身元保証人になることができないからです。
その息子さんが病院を転院されることになりました。
お父様は施設に入居されており高齢のため、身元保証人になることができません。
よって、息子さんの身元保証も私たちで対応することになりました。
先日、息子さんの病院を訪ねました。
息子さんは寝たきりで胃ろうもされていますが、意識ははっきりとされています。
息子さんに、身元保証契約の内容を伝え、契約書の読み合わせを行いました。
力強い眼差しで契約書を確認され、契約の同意にしっかりとうなずいてくださいました。
その際、
「お父さんは施設で元気にされていますよ。息子さんのことも心配されていますよ」とお伝えしました。
すると、息子さんは涙を流されました。
普段、手を動かしたりすることはないのですが、手で涙を拭われていました。
私たちは、施設でお父様が息子さんを想って涙を流される場面に何度も遭遇しています。
とても、親思い、子思いの親子で、いつも胸が熱くなります。
お二人のために何かできないかと考え、息子さんの転院のタイミングで、お父様の施設に寄り、お二人が会える時間を作ろうと計画を立てています。
息子さんには、「お父さんと会える時間を作れるよう、今私たちが計画しているので楽しみにしていてくださいね」と伝えました。
息子さんは体を使って感謝の気持ちを伝えてくださいました。
その日が今からとても楽しみです。
今のお二人にとっての幸せは何なのか、希望は何なのかをくみとり、引き続き心のある身元保証を行ってまいります。