2023年7月15日
高齢者事業スタッフのNです。
日本では病院で亡くなる人の割合がいまだ高く、国際的にも高い水準にありますが、徐々に病院ではなく自宅や施設で安らかに最期を迎えたいという考えが増えてきています。
在宅医療や緩和ケア対応が可能な高齢者施設など、最期をむかえる看護体制の選択肢は拡がりつつあります。
ご自身の終末期をより良い環境で過ごしたいと望まれる人が増えていること、そしてこれから訪れる多死社会に向けた地域社会の環境整備が進んでいることの表れだと思います。
これまでは、死期が迫った最期の場所をご自身で選ぶことが難しい時代であり、静かに病院で息を引き取る、または亡くなる前のほんの数日間だけご自宅に戻れるといった看取り方が大半でしたが、今はご自身の望む場所で自分らしい最期を選択することが可能な時代となりました。
ご自宅での看取りは家族に迷惑をかけるので嫌だという方や、おひとりさま高齢者のため病院で亡くなるほかないと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、少し選択肢を拡げていただくと、高齢者施設で十分なサポートを受けながら心休まる終末期を過ごすことが可能です。
私たちはおひとりおひとりにしっかりと寄り添い、数多くの施設を紹介しております。
自分らしい終末期の選択肢の一つとしてお考えいただければと思います。