2023年8月2日
金融業界出身のHです。
定期購入やサブスクリプション(定額課金)をめぐる消費者相談が急増しているようです。
定額購入に関する2022年の相談は75,155件(前年比46%増)、サブスクに関する相談は9,361件(前年比79%増)と増えていることに加え、65歳以上の高齢者からの相談が全体の約3割を占め過去最大となりました。
定額購入の相談内容をみると「健康食品」や「化粧品」が上位に並びます。
消費者庁では「高齢者の健康志向はもともと高く、コロナ渦で在宅中のネット通販利用が増えて被害が拡大した可能性がある。」としています。
事業者手口の悪質化もあります。
何回も画面をスクロールしないと契約内容を確認できなかったり、キャンペーン終了までの時間を表示して消費者をあせらせたり等です。
実際自分でもa社の音楽配信サービスは利用していいます。
ただ少し前になりますが、突然その記憶がないにもかかわらず「サブスク」契約締結となり、毎月定額請求される事態になり慌てたことがあります。
更に当該請求が間違いであり訂正を同社に依頼するわけですが、これが又簡単ではありませんでした。
例えば高齢者の方が正しくこの対処をするのは、かなり困難なことなのではないでしょうか。
いずれにせよ、ある程度は法律や制度を改めることにより防げるのかもしれませんが、最終的には自分で自分の身を守るしかありません。
取り敢えず、「難しいことはしない、又はわからないことは誰かに聞く」という方針で切り抜けてゆきたいと思います。
▼前回の記事はこちらをご覧ください
『役員報酬、働き甲斐に連動』