2023年8月30日
高齢者事業スタッフのAです。
2024年度、厚生労働省は家族を介護する若者「ヤングケアラー」への支援強化に乗り出すとのことです。
「ヤングケアラー」とは、病気や障害を抱える親や家族の介護・家事など、本来は大人が担うべき役割を負っている若者の事で、学習や部活動の時間が制限され、同世代と人間関係を築きにくいとされています。
また、心身に負荷がかかっても、自覚がないまま誰にも相談できずに体調を崩すこともあり、社会問題の一つとなっています。
今回、介護保険事業の新たな基本指針の原案に、厚生労働省が初めてヤングケアラーの支援を明記し、来年度の強化推進に乗り出しました。
指針には「認知症高齢者の家族、ヤングケアラーなど家族介護者支援に取り組むことが重要」との記述が盛り込まれ、団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けて、高齢者介護を担う若者の負担軽減を市区町村に促していく方針です。
来年度以降、各自治体の地域包括支援センターの相談体制も強化されるということですので、私たちも、より一層地域と連携して幅広い高齢者支援に取り組んでまいりたいと思います。
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