2023年9月13日
金融業界出身のHです。
先日日経新聞に「Google」にまつわる記事が掲載され、CEOへのインタビューも記事になっていました。
「Google出身者が立ち上げたスタートアップは2000社に達する」
「社員には就業時間の20%を本業以外に充てることを促している」
といった内容で、相変わらず斬新な企業風土が見て取れます。
実は8年ほど前、「Google」のCEOだったエリック・シュミットという人が書いた「How Google Work」という本を読んで非常に感銘をうけました。
いくつか内容を抜粋すると
「Googleで大切なのは、どんな奴かではなく何が出来るかである」
「傑出した人材は往々にして変わっていて扱いが難しく、腹立たしく感じられることも多い」
「マネジメントの1番重要な仕事は採用である」
「試行錯誤を厭わないことが重要である、実際にやってみて結果に応じて軌道修正する」
「全てがコントロールできていると感じるのは十分な速度が出ていないサインだ」
「優れた判断は経験から生まれる、経験は誤った判断から生まれる」
「マネジメントの仕事はリスクを最低限に抑えたり失敗を防いだりすることではない、
避けられない失敗に耐えられるだけの強靭な組織を作ることだ」
等々
今読み返してみても非常に刺激的で興味深い内容です。
なかなかこの通りに会社を運営することは難しいとも思われますが、一つの理想形としてこういった取り組み姿勢をお手本にしてゆきたいと思います。
▼前回の内容はこちらをご覧ください
『企業の不正について』