余命わずかな方の支援を終えて①～医療従事者からの声～

高齢者事業スタッフのYです。

先日、私たちが身元保証で支援しているA様がご逝去されました。
お会いしてからお亡くなりになるまで1ヶ月半と短い支援期間でした。

A様を紹介してくださったのは、病院の担当看護師でした。
ご家族と疎遠のため、この先亡くなられた時の死後対応に不安があるとのことでした。

すぐにA様と面談し、身元保証、遺言作成、死後事務対応の契約を行いました。
結果、ご本人にとっても、看護師にとっても、死後の不安がない状態で最期を迎えることができました。

お亡くなりになる前、看護師、医師と面談を行いました。
その際、私たちがA様と関わったことに対し、とても喜んでいただきました。

おひとりさまで余命が短い方は、孤独死が発生するリスクがあります。
ご家族と同居していれば問題ありませんが、ひとり暮らしの場合は、自宅で倒れていても誰にも気づかれない可能性があります。
発見される頃には数日経過してしまっているかもしれません。

私たちは身元保証人として、A様と何度も連絡を取り、体調の変化について病院と連携し、お亡くなりになる前に、入院していただくことができました。
入院の2日後、A様は吐血し、その後意識が戻ることはありませんでした。
私たちと病院の連携がなければ、自宅で孤独死されていたかもしれません。

入院中何度かA様の病室を訪れましたが、終始穏やかな表情で、ご逝去された後も、眠っていらっしゃるようでした。
きっと、死後の準備をすべて終えたことで、安心されたのだと思います。

私たちはこれからも、医療機関と連携し、多くの方に穏やかな時間を過ごしていただけるよう、努めてまいります。


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