2023年11月27日
金融業界出身のHです。
認知症を患った妻を自宅で献身的に支えてきた元大学教授が、最後その妻を手にかけた事件が新聞に掲載されていました。
事件の概要は以下の通りです。
・高校時代の同級生であった二人は40年前同窓会での再会を機に結婚
・妻は元々物静かで聡明な人
・2012年頃から物忘れなど認知症の兆候が発症
・その後幻聴、幻覚等認知症の症状が悪化するも妻は通院、施設入居を拒絶
・2022年5月絞殺
老老介護の割合は非常に増えています。
介護する側・される側の両方が65歳以上の比率は、2022年に63.5%となり、6割を超えています。
又認知症の患者数も増加傾向にあり、2022年度に600万人を超えました。
今回の事件の原因は、周囲が手を差し伸べるチャンスは複数あったにもかかわらず、結局この元大学教授は誰にも相談できず、追い込まれてしまった点にあります。
行 政 →要介護認定の手続きのみ
病 院 →通院のみ
介護サービス →結局依頼せず
親 族 →相談せず
誰かに相談していれば、と悔やまれます。
一方誰にでも起こる可能性が高いとも言えます。
当社はNPO法人とも連携しながら、行政、病院、介護施設に様々な形で接点をもっています。
お困りな事があれば、是非遠慮なく私どもにご相談頂きたいと思います。
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