2024年1月4日
金融業界出身のHです。
三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFGの2023年4月~9月の純利益の合計は1兆8694億円となり、3メガバンク体制になってから過去最高を記録したそうです。
海外要因や為替、利ザヤの拡大が奏功したようですが、金利上昇局面の中、3メガには預金が集まりやすいという事情を勘案すると、今後も好調を維持できる可能性は高いと思われます。
問題はやはり運用の面でしょうか。
預金金利の上昇だけでは金融機関にとって単なるコストアップ要因です。この集めた資金を運用する為に、適正な貸出金利、貸出ボリュームを確保できるかどうかがポイントとなります。
特に金利上昇局面の貸出交渉、金利交渉は中々難しいのかもしれません。
私の銀行員時代は、金利がどんどん下がっていく環境であった為、全くと言っていいくらい金利の引上げ交渉は経験がありません。
いずれにせよこれまで金融機関は構造不況業種のように言われていました。
が、環境変化に伴い一気にその雰囲気も払拭できるかもしれません。
ここは金融機関の皆様にひと踏ん張りいただいて、当然リスクをコントロールしながらでも貸出案件発掘に注力してほしいところです。
資金需要は実は結構あるのです。
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