2024年1月11日
高齢者事業スタッフのAです。
老老介護とは、介護を行う側と受ける側の双方が65歳以上の高齢者である状況をいいます。
夫婦、親子、兄弟間など、その構成は多様です。
75歳を超える両者の場合は「超老老介護」と呼ばれます。
介護を行う側も高齢であるため、介護疲れから共倒れに至るリスクが高く、これは近年の社会問題となっています。
日本では、65歳以上の高齢者が全人口の25%以上を占め、4人に1人が高齢者です。
この状況に伴い、老老介護や超老老介護のケースも増加しています。
2017年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、在宅介護世帯の約50%が老老介護、約30%が超老老介護であり、今後もこの割合は増えると予想されています。
また、同年の介護保険事業状況報告によると、全国の要介護・要支援者は約636万人に上り、2007年から約200万人増加しています。
これも老老介護を加速させる一因です。
〇老老介護の問題点
・介護に必要な時間の増加
介護者の体力の消耗や動作の遅さにより、介護に時間がかかり、受ける側の負担も増大します。
・精神的・身体的疲労
一人での介護によるプレッシャー、要介護者との相性、睡眠不足、体の負担などが原因です。
・介護者の社会的孤立
介護に追われる生活が原因で、社会的接点が減少し、心身の機能が低下する傾向があります。
・共倒れのリスク
介護者が心身の負担に耐え切れず倒れることで、要介護者も生活に支障をきたします。
〇老老介護の解決策
・共倒れにならないよう負担を軽減する
・適切なタイミングで病院受診
・専門家への相談
・介護施設への入居
・介護サービス(訪問介護・看護、ショートステイ、デイサービス、デイケア)の利用
老老介護における限界に達しないためにも、地域のサポートも上手に活用していただければと思います。
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