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2024年3月25日

公正証書遺言の作成に立会い感じたこと


おひとりさま高齢者支援事業スタッフのYです。
身元保証をしている方の公正証書遺言の証人を担当することがあります。


最近証人の立会いをしたA様は警戒心の強い方で、お会いした時は目を合わせてくれず、会話もしてくれませんでした。
ご自身の資産や年金についてもなかなか教えていただけず、身元保証の契約をさせていただいた時も、終始うつむかれていたことを今でも覚えています。

A様は、ご主人とご息女を亡くされ、おひとりさまだったため、病院から施設入居を行うために身元保証人になりました。
退院の付き添いをしたり、A様に代わり施設見学に行ったり、深夜の救急搬送に付き添ったりなど、A様に寄り添っているうちに、次第に心を開いてくださいました。


そんなA様、最初は警戒心が強い方でしたが、本当はとても心が優しい方で、
「あなた手が冷たいわね、手袋家にあるからあなたにあげるわ」
「今日施設で出たごはんがとってもおいしかったから、あなたにも食べさせたかったの」
と、訪問するたびに優しい言葉を掛けてくださいます。

A様は、遺言の作成に、最初は難色を示されておりましたが、入退院を繰り返したこともあり、遺言を作成することになりました。
A様のご希望が記載された遺言を公証人が読み上げます。
付言事項に差し掛かったとき、A様は涙を流されました。
A様の涙の真意は、寂しさ、安堵、さまざまな想いがあったのではないかと思います。
最後はすっきりした顔をされていました。


A様のように、「おひとりさま」で身寄りのない方は、身元保証だけでは、救うことができません。
生前は身元保証でサポートできますが、その状態でご逝去されると、死後対応ができず、何もしてあげることができません。
遺言を作成し、死後事務の契約を締結することで、生前から死後まで、サポートさせていただくことができます。

「お世話になった人にお金を遺したい」
「希望のお墓に入りたい」

自分が亡くなった後のことを考えてみてはいかがでしょうか。
私たちは遺言の作成をサポートいたします。


▼詳しくはこちらをご覧ください
『当社の遺言作成支援について』


 

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