2023年9月6日
高齢者事業スタッフのYです。
LGBTという言葉の浸透に伴い、理解を示す人も増えたように思います。
日本におけるLGBTの割合は約8%、左利きの割合が約10%なので、ほとんど変わりません。
まだ世の中でLBGTという言葉が浸透していなかった頃、私の高校時代の話です。
高2の夏に友人(男性)から大切な報告がありました。
「今、付き合っている人がいるけど男性なんだ」
「好きになった人がたまたま男性だった」
20年以上も前の話です。
友人は、クラスも部活も同じで接点が多い私を個別に呼び出し、打ち明けてくれました。
私はどのように返事をしたのか覚えていません。
ただ、私の人生で初めての身近な同性愛者でしたが、元々中性的で距離も近い存在だったため、違和感はありませんでした。
その後も、卒業まで関係が変わることはなく、同性愛者というフィルターを通して接することは一度もありませんでした。
数年後、同窓会がありました。
皆が近況報告をしているなか、その友人は、
「大学に入ってから長く付き合っている彼がいるよ」
と皆の前で報告をしてくれました。
その時、皆の前で清々しく報告している姿を見て、とてもうれしくなりました。
それから約20年が経過しました。
ふとSNSを開くと、友人がパートナーとともに、同性婚を求めて訴訟を行っていました。
同性のため、婚姻届が受理されなかったのです。
「結婚の自由をすべての人に」
彼らは結婚の自由を求めて戦っています。
友人の性格からすると、自分たちのためだけではなく、同じ立場の人たちのために、先頭に立って戦っているのだと思います。
彼らに明るい未来が訪れるよう、陰ながら私も応援し続けていきます。
▼次の内容はこちらをご覧ください
『性の多様性について~Part2』