おひとりさま高齢者支援事業スタッフのYです。
1ヶ月前から身元保証をさせていただいているA様。
身元保証をさせていただいた時、予後1ヶ月の診断が出ておりました。
病院からホスピスに転院され、生活されていました。
先日、ホスピスから電話があり、「もしかしたら1週間もたないかもしれない」と言われました。
すぐにA様に会いに行きました。
「お体の調子どうですか?」
「痛い…」
今まで痛みに耐えてこられ、痛みを訴えたことがなかったA様。
よっぽど痛みが出ていたのだと思います。
「何かお手伝いできることありますか?」
「口が乾いてる」
お水を準備しました。
「いつもありがとう」
A様と出会って1ヶ月。
どんな時も、感謝の言葉を口にされ、私たちを気遣ってくださいます。
最後にA様にこう言いました。
「A様は遺言に想いを遺しているから何も心配しなくて大丈夫ですよ。
何も心配せず安心して自分の体のことだけ考えていいですからね。」
「ありがとう」
穏やかな表情でした。
それから3日が経ち、ホスピスからA様ご逝去の連絡がありました。
とても穏やかな表情でお亡くなりになられたようです。
身元保証を担当させていただいている方が亡くなられるケースがあります。
その度いつも感じることが、遺言と死後対応の準備をされていて本当に良かったということです。
今回A様は遺言を残し、死後事務を私たちに任せてくださっています。
そのおかげで亡くなられた時の葬儀会社のお迎えや火葬の手配、銀行の手続き、ライフラインの手続きなど、問題なくお手伝いすることができます。
もし何もご準備をされていなければ、私たちは生前のサポートのみでお亡くなりになっても何もお手伝いができません。
A様は出会って約1週間で身元保証、遺言作成、死後事務の準備をされましたが、私たちのサポートで実現することができたと思っております。
「たくさんの人に、遺言や死後事務契約の重要性を理解いただき、穏やかな最期を迎えるお手伝いをしたい!」
私たちの支援をもっと多くの方に周知できるよう取り組んでまいります。
▼詳しくはこちらをご覧ください
『私たちの遺言作成支援について』