金融業界出身のHです。
我が国の著名かつ老舗企業である資生堂やワコールの業績が厳しい様です。
両社とも今期減収減益決算となり、ワコールに関しては2期連続の赤字。
両社とも希望退職者を募る予定とのことです。
両社の苦境の背景はそれぞれ異なる様ですが、海外の不振、百貨店の凋落、低価格品の増加、海外製品の好調などがその原因と考えられています。
両社ともブランド力のある優良企業というイメージでしたので、ある意味驚かされましたが、もはや少しでも現状に安住することは簡単に衰退につながるということなのでしょう。
常に危機感を持ち、現状に甘んじず時代の変化を読み取り、場合によっては既存のブランドを打ち壊してでも新しい姿を手に入れるチャレンジ精神が必要と考えられます。
特に海外との関連でいえば、情報、商品流通、購買力等すべてが同じ土俵、全く地続きの状態にある様な感覚です。
よって予見しがたい部分も相当にありますが、それでも予測を立てリスクを取って決断しなければならないという事でしょう。
当然ながらチャレンジがすべてうまくゆくわけではありません。
むしろ失敗することの方が多いのではないでしょうか。
我々としては失敗を前提として失敗しても耐えられるだけの強靭な組織や財務基盤を作っておくことの方が重要だと思われます。
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