おひとりさま高齢者支援事業スタッフのYです。
先日、あるご夫婦の施設入居に立会いました。
ご夫婦が施設入居を選ばれた理由は、ご主人の認知機能低下による徘徊が増え、奥様の負担が大きくなったことでした。
ご主人の徘徊により、同じマンション内の他の住民に迷惑をかけたり、警察に連絡することになったりと、奥様に精神的負担がかかっていました。
日に日に落ち込んでいく奥様。
早く施設入居して安心していただきたいとサポートをさせていただきました。
施設入居にあたり、奥様の認定調査や診療情報など、元々かかりつけ医がいらっしゃらなかったこともあり、色々な方の協力のもと、スピード感を持った対応が必要でした。
施設入居当日、奥様は施設入居に対して不安を感じておられましたが、お二人にとって施設入居が必要であるお話をさせていただき、安心して施設に向かわれました。
「私たちこのあたりに昔住んでいたのよ」
施設に向かう社内で、思い出話をされるお二人。
懐かしい風景を目の当たりにし、さらに安心されたようです。
施設到着後、お二人は施設の職員にお部屋に連れて行ってもらい、その後はお食事を楽しまれました。
「今日からご主人が部屋から出ていく心配をしなくていいですからね」
奥様から笑みがこぼれました。
精神的に追い詰められた奥様を何度も拝見していたため、私もとても安心しました。
お二人の穏やかな生活がスタートしております。
施設入居は、入居されるご本人たちのためというのが大前提です。
しかし、誰のための施設入居なのかを考えたとき、ご本人以外の方のためでもあります。
同じマンションの住民、マンションの管理人、警察、包括支援センターの相談員など、お二人の施設入居が多くの方のためでもあるのです。
私たちは施設入居を提案する際、ご本人の環境や支援者のことも考え、施設入居のサポートをしております。
施設入居を悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談ください。
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