お一人さま支援事業スタッフのNです。
先日、ソーシャルワーカーさんより、おひとりさま高齢者について当社スタッフに相談がありました。
「緩和ケア病棟のある病院への転院時に、身元保証人になってくれる人がいなくて困っている」とのことでした。
患者さんは90代の女性で、予後1ヶ月。
身元保証人になってもらえる親族がいません。
急いで面談し、転院先での身元保証人となり、緊急連絡先対応や入退院の手続きを行いました。
また、死後事務委任契約も締結し、この先ご逝去されたときの身元引受人となり、火葬や納骨、病床整理、医療費の清算等ができるよう、支援の枠組みを整えました。
死後事務委任契約は、遺言とあわせて公正証書で作成しましたが、公証人に掛け合い、相談からわずか1週間後に入院先の病室で作成することができました。
通常は公正証書を作成するのに1~2ヶ月かかりますので、私たちの支援活動に賛同してくださっている公証人の方が尽力してくれたおかげと感謝しています。
無事に転院と身元保証、死後対応をサポートできたことで、患者さんの不安を解消できたのではと思っています。
一人でも多くの方に安心して最期の時を過ごしていただけるよう、幅広い支援活動を進めてまいります。
▶『私たちの高齢者支援について』